FX投資実録ブログ~相場観ゼロでも不労所得~

私のしてきた投資のすべてを公開します

トラリピ~バーチャル投資から~

2015年の7月半ば。

「トラリピ」と出会った私は早速情報集めをした。
 
 
こういう情報化社会の中で、溢れる情報の中から確かでまったく間違いない情報をネットから得ることは難しいと思っていた。
体験談にしろなんにしろ、テキトーなものばかりで溢れかえっていると思っていた。
 
 
ところが、そうではなかった。
体験ブログなんかを見てみると、損益の証拠画像をわざわざご丁寧に載せてくれているものもあり、全てとは言えないまでも、信じるに足るほどの情報をいくつか得ることができた。
 
 
なんにしろ、やってみることが大事だ。
何かを成し遂げようと思った時、しかも私の場合は自由を手に入れようとしているのだから、ただの情報コレクターになっていてはいけない。
行動せねば、それが正しいのかどうかさえわからない。
別にそれで損をしたって、その時はその時だ。
自分がそれを信じてしまったことを呪うしかない。
 
 
「とにかくやってみよう。」
 
 
M2Jの公式ホームページへアクセスする。
すると練習用に、仮想資金で投資体験ができるバーチャルのアプリが用意されているではないか。
 
 
素晴らしい。
 
 
本物の資金を使うのは少しだけ気後れしてしまうのは否めない。
練習で一回できるなら、「トラリピ」というものがどういうものなのか、どれくらい稼げるのか、現実世界でやる前になんとなく掴めそうだ。
 
 
私はすぐにアプリをダウンロードし、会員登録を済ませた。
 
 
取引する通貨は決まっている。
オーストラリアドルだ。
 
 
自動で売買するとはいえ、決済注文が完了するまでは通貨を持ち続けなければいけない。
いわゆる買いポジションというやつらしい。
 
その間、トラリピではスワップがつく。
スワップとは金利差益とかいうものである。
 
スワップについて先日調べていたから、オーストラリアドルはスワップが比較的高く、決済されずに買いポジションが多くなっても利益が出るらしいということは知っていた。
1日にどれだけのスワップがつくかは証券会社によって全く異なるが、M2Jでは当時確か1万通貨で1日80円ほどのスワップがついていたかと思う。
 
 
兎にも角にもオーストラリアドルでバーチャル投資を体験してみよう。
 
 
早速、アプリで値幅とポジション数を設定してスタートする。
 
 
 
 
 
 
バーチャル投資を始めて3日後、私のバーチャル口座の画面は1600円の利益がでたことを示していた。
 
 
1日で500円以上だ。
現実世界のチャートと連動しているので、この「トラリピ」というシステムはどうやら本物のようだ。
しかもこの3日間で私がしたことと言えば、最初の値幅設定などをテキトーにやっただけだ。
あとは日中仕事をこなす合間にチャートを眺め、なんで相場が上がったり下がったりするのかさっぱりわからないと、為替関連のニュースやブログを見ていたくらいだ。
 
 
「すごい…。」
 
 
仮に1日500円の利益が出ると計算すると、月におよそ1万円の利益。年間で12万円。
もちろんそう上手くはいかないはずだろうが、初めて「投資」というものに触れた私にとってはすごいことだった。
 
 
もちろん、これだけで生きていくことは不可能。
しかし、何もせずに不労所得が入ってくることを、バーチャル投資とは言え知った。
 
 
まずはこの「トラリピ」で資産形成のスタート、そして足固めをしよう。
 
 
そう思い、早速M2Jで口座開設の申し込みをした。
本人確認書類とはなんぞや?と、登録事項を済ませる段階ですらあたふたしたが、なんとか口座開設の申し込みを完了させた。
数日後、登録したメールアドレスに、口座開設完了のお知らせが届いた。
 
 
会員ページに入るとサービスが充実しており、その日の為替動向や今後の予想を5分程度の動画で配信していたり、他の投資家が何でどれだけ稼いでいるかのデータがあったり。
 
 
そういうものをチェックしながら、自分もとうとう「投資家」の仲間入りだと少しだけ高揚したのを今でも覚えている。
 
 
 
これだけサービスが充実してたら、自分でも為替の動きが掴めるようになるかもしれない。
それにバーチャル投資を初めて1週間が経ち、利益も2000円を超えたところだった。
もはや、疑いの余地がない。
あとは現実世界で始めるだけだ。
 
 
 
会社からの夏のボーナスからちょっとした贅沢をするお金を少し抜いて残った35万円を銀行で振り込んだ。
 
 
それは私が「バーチャル投資家」から「本物の投資家」への一歩を踏み出した瞬間だった。
これが2015年7月22日、水曜日の出来事だった。