FX投資実録ブログ~相場観ゼロでも不労所得~

私のしてきた投資のすべてを公開します

トラリピとの出会い

「働きたくない。自分がやりたいことをするための自由な時間が欲しい。」
 
 
そう思っていても、結局は多くの社会人が自らの思いを胸にそっと閉じ込めて働き続ける。
本当はやりたくもないのに、「やりがいがある。」「家族を守るためだ。」
そう自分に言い聞かせ、自分を偽りながら働き続ける。
 
 
そんな生き方、私は求めていない。
 
 
 
たった一度きりの人生なのだ。
もしかしたら来世は虫になるかもしれない。
人間の横をただ通り過ぎるだけで叩き殺されるかもしれない。
 
はたまた、植物に生まれ変わるかもしれない。きれいな花を咲かせることができるかもしれないが、一歩も動くことができなくなるかもしれない。
 
人間に生まれ変わったとしても、紛争地帯で生まれるかもしれない。一生貧困層として生活せねばならぬかもしれない。
 
日本人として平和な国に生まれ、親の愛情を十分に注がれて育つことができた私のような容れ物に、この魂が宿ることはもう二度とないかもしれない。
 
 
そう考えるとこの残りの人生を、ありきたりなもので終わらせては絶対にいけないと強く思う。
したいことをしなければいけないと強く思う。
 
 
しかしながら現実はそれを許さない。
私の自由を奪う原因は何か。
仕事だ。
 
 
人は仕事をせねばならない。
なぜなら人は、食べるにしろ寝るにしろ、生活していくためには金が必要なのだから。
金がなければ生きてはいけない。
当然だ。
 
 
じゃあ、金の心配がなくなればいいのだ。
 
 
そこまで考えることがありながら、それまで何の行動も起こさずただ社会人としてしょうもない時間を過ごしていた私にとって、「金持ち父さん」との再会はそれまでの人生を大きく変えるきっかけとなった。
 
 
 
学生時代に読んだ「金持ち父さん」は、社会人になってから読んでみるとその姿、つまり理解の仕方が全く変わる。
 
学生時代の私にとっては、「ふーん。でもそれをするためのお金がないしなあ。」で終わるものであった。
 
しかし社会人になった私―自由な人生を求める私―にとっては、「これをやるべきだ。やらねばならぬ、やらねば自由は手に入らぬ。」と思わせた。
 
 
自由とは何か。
資産を作るということはどういうことか。
投資をするとはどういうことか。
従業員として雇用されて働き続けるということはどういうことか。
 
 
現状のまま、企業に雇用され続けても自分は満足しない。
自分のやりたいことをする。
そのためには真の意味での資産を手に入れ、「時間」を手に入れなければいけないのだ。
 
 
自由を求める私に、文章を通してロバートキヨサキ氏が語りかける言葉は、私に行動を起こさせるには十分すぎた。
 
 
 
「投資をしよう。」
 
 
 
 
 
 
誕生日の前日に「金持ち父さん」を読み終えた私は次の日―24歳の誕生日―、本業の業務時間中にもかかわらず、テキトーな理由をつけて外出し、また書店に立ち寄った。
 
 
目指すコーナーは決まっている。
「金持ち父さん」と同じ投資コーナーだ。
 
 
「金持ち父さん」を横目に、投資関連の書籍をざっと眺めた。
それまで投資なんてしたことのない私は、何から始めたらいいか何もわからない。
「投資」という言葉からイメージされるのはやはり株、不動産あたりだ。
しかしながら、株や不動産と同じくらい多く書籍が置いてあるFXというものに私の目は留まった。
 
 
FXといえば、よく某掲示板で
「FXで全財産失ったwwww」
とか、あるいは逆に
「FXで月収300万円になったwwww」
とか、とにかく胡散臭いイメージがあった。
 
 
それでも、書店にこれだけの参考書が置いてあるというのはどういうことか。
自分はネットで得た情報を、胡散臭いと言ってただ遮断していただけではないのか。
本当は、多くの人が本当の意味では知らない何かがあるのではないか。
 
 
そう思い私はFX関連の書籍を何冊か立ち読みした。
 
 
ネットで評価の高い書籍を探し、そこから自分が読みやすそうだと勝手に判断した何冊かを一気に購入した。
自分への誕生日プレゼントだ。
はじめてのーとか、FX初心者がーとか、会社勤めをしながらーとかいった類のものばかりだ。
FXのなんたるかなんてさっぱり知らないのだから当然の選択なのだが。
 
 
 
一冊一冊を読みこなし、FXとはなにか、その表面的な外枠を学び、今度はネットを使いFXで稼いでいる人のブログを読み漁る事にした。
 
 
FXと出会い、FXがどういうものなのか調べるのに3週間ほどを費やした。
途中で「金持ち父さん」をもう一度読んだ。
 
「金持ち父さん」から私が学んだのはこうだ。
 
 
「資産とは、何もせずにお金が入ってくる仕組みを作ること」
 
 
何もせずに、だ。
そのシステムを作り上げなければいけない。
当面私が考えなければいけないのは、「何もせず」お金が入ってくるシステムを投資によって作ることだ。
これを目標にしよう。
 
 
 
 
 
私ははじめ、FXは一日中パソコンに向かい、チャートとにらめっこしなければいけない印象があった。
デイトレードをするにしても、平日の日中は仕事だ。
FXだけで生活できる保証はなにもない。
仕事を辞めるのはあまりにも時期尚早だし自分もそこまで頭のネジはぶっ飛んでいない。
それにデイトレードは、さっき決めたばかりの「何もせずに」というのには合致しない。
 
 
だからFXや株式投資では、「何もせず」にお金―十分に生活できるくらいのお金―が入ってくる仕組みを作るのは難しいと思った。
 
 
しかし現実にはFXはそうではなかった。
FXにはスワップというやつがどうやらあるらしい。
外国通貨を持っているだけで1日に何円かもらえるみたいだ。
しかもそれはほぼ相場に関係なく、毎日もらえるらしい。
 
 
そこまで知って
じゃあ、そのスワップで生活しよう!
FXというものを知ってまだあまり時間が経っていなかったが、そういう結論にまずたった。
 
 
しかし、すぐに壁にぶつかることになる。
スワップだけで生活するには、多くの資金が必要になるらしい。
資金がなければ相場が下がった時、市場から退場させられてしまうということも知った。
 
 
自分がいま投資に使える金額はたったの35万円。
もっと貯金しておけばよかったとこれほど後悔する日はない。
なぜならスワップだけで生活するにはあと何百万円も足りないからだ。
その資金を手に入れるためには、どれだけ切り詰めて生活を送ったとしてもあと最低で2年半の歳月が必要だった。
2年半も経てば私は27歳になる。
世間からみればまだひよっこの若造だろうが、私は焦っていた。
いつ死ぬかなんてわからないのだ。自由を手に入れるには、早ければ早い方がいいに決まっている。
 
 
 
困り果てた私はもう一度書店の投資コーナーに足を運ぶ。
そしてまた、新しい出会いがそこにはあった。
 
 
それは金融雑誌だった。
そこには、「ほったらかし投資術」との見出し。
気になった私はその雑誌をパラパラめくる。
 
 
そこには、なにもしなくてもシステムが勝手に稼働してくれるシステムが紹介されていた。
なんでも、ある一定の価格に通貨がなれば買ったり売ったりしてくれるらしい。
私自身がすることは最初の設定だけである。
あとはただほったらかしておけばいい。
 
 
 
これだ。
 
 
 
感覚的にそう思った。
これこそが「金持ち父さん」から学んだ、「何もせずにお金が入ってくる仕組み」だ。
 
 
 
 
 
 
これがM2Jの提供するサービス、「トラリピ」と私の出会いであった。
2015年7月11日。土曜日の出来事である。